やりたくないけどやるべきことをやる。
これって結構大切だよなって思う。でも、頭でわかっていてもやりたくないことが多い。
しかし、やっぱり”やるべきこと”をさっと終わらせることが自分自身のためになるよね…って思うんです。
なぜやる”べき”ことが大切なのか
人生を下げるのは”やるべきことをやらない”こと
何の本だったか失念してしまったんだけど、以前読んだ本で、次のようなマトリクスが書かれていたのを覚えている。
やらなくていい | やるべきこと | |
やりたくない | しなくていい | 問題 |
やってもいい | やらない努力 | 〇 |
行動はこのような4つに分けることができる。問題となるのは”やるべき”だけど”やりたくない”ところで起きる。
なぜなら、やる”べき”ことだから。それを超えなければ次のステージに行けない。今上手くいってないことはたいていはそこが問題になっているよ。
そのようなことが書かれていた。
やりたくないけどやるべきことを超えるの例
一番身近で分かりやすいのが、好きな人への告白かもしれない。
告白をすると振られるかもしれない。それは避けたい。避けたいけど、付き合いたいなら告白すべき。これはまさに”やりたくないけどやるべき”に該当する。
そこを超えなければ次のステージにはいけない。
今モヤモヤしていたり、イマイチ望む状態じゃないよな…って時は、”やるべきこと”をやってないからじゃないのか?やりたくないからって後回しにしているからじゃないの?という視点。
やる”べき”ことは消えない
やるべきことをそのままにしていてもなかなか消えてくれない。目を背けたとしても存在し続けるし、時には追いかけてきたりもする。
やる”べき”と言うだけのことはあって、それはほぼ義務と言えるものから完全に義務と呼べるものまである。だから、どう足掻いても逃げ切れないし、いつかはやらなければいけない。
したくないという気持ちは抱えつつも、逃げ切れないと観念して腹をくくって向き合うしかないという、選択の余地がないのがやる”べき”こと。
後回しにするとマイナスの複利がつく
やるべきことの多くは、後回しにすると”複利”がついて回ることが多い。多いと言うか、全てそうかもしれない。
例えば、税金を納めてなかったら追徴が尽くし、病気も早期発見早期治療がベストで、時間とともに悪化するほど治療も大変になる。
告白をしたいけどじっと言えずにいると、誰かに奪われたり、相手の気持ちが変わったりするかもしれない。
やるべきことにはマイナスの複利がつくという性質もあるので、後回しにしても何も得はしない。
代理がいない
やるべきことは自分以外にそれをやれる人がいない。自分しかできないことだから重要だし、後回しにせずに、向き合うしかないとも言える。
何か裏技みたいなものを見つければ、これを回避できる方法があるかも…と思ったとしても、たいていそれは手に入らない。薄毛、虫歯…期待させるだけさせて、状況を激変させるような特効薬はいまだにない。
代わりにやってくれる人も、事態を急激に改善させるようなものも、夢や幻だと割り切るしかない。
達成感が味わえる
やるべきことをやりきると、達成感が味わえるし、同時に自分自身への自信にもつながる。
知り合いに500万近い借金を返しきった男がいるが、返し終わった時に「やった!やりきった!」という達成感にあふれ、人生がこれから良くなる一方だ!という確信に満ちた言動へと一気に変化していた。
借金返済ハイで精神的に昂っていた反動でその後に軽く鬱っぽくもなっていたけど、それでも借金を返し終えたことで、あの頃の自分には戻らない、今の自分は違うんだ!という自信を手に入れている。
やるべきことをやることで、自分を信じれるようになる。
やりたくないけどやるべきことをやるには?
時間を作る
ではどうすれば、やりたくないことをやれるのか?となると、一番は時間を作るということになると思う。
やりたくないけどやるべきことをやるための時間を作る。
計画をする、確認をする、調整をする、調べ物をする…いろいろな作業が必ず必要だけど、それらには時間も絶対に必要になるので、時間を確保する。
1日30分でも1週間で1時間でもいいので、確保する。確保してその時間を”やるべきこと”に使うことで、必ず事態は前進する。
計画し細切れにする
やるべきことをどういう風にやり終えていくのかを計画し、実践する。そのためには時間も必要。時間も必要だけど、限られた時間の中で計画を滞りなく遂行するためには、そのサイズに合わせて計画を引くことが大切。
1日30分ずつ時間を取るなら、計画に合わせた30分でできる単位の行動目標を作り、それをこなしていく。
大きな食べ物を食べる時は小さく切って食べるように、大きな問題は小さく切って消化していく。そのための計画を建てる。
覚悟する
結局はこれなんだと思う。とにかく覚悟する。責任を取らされる、ツケを払わされるのは自分自身なのだと割り切って、覚悟する。
今やるのが一番ラクチンだとか、他には誰もやってくれないとか、そんなことはわかっているけど、なかなか前向きになれない。けど、そんな自分を奮い立たせて覚悟して前に踏み出す。
”やる気”などをあてにしない。そんなものは存在しない。やる気は行動の後についてくるものだと割り切る。
最後に
今の状態にマンネリを感じたり、イマイチ突き抜けられてない何かを感じるのなら、それは”やりたくない”という理由で後回しにしている”やりたい事”があるからやじゃないだろうか?
例えば、片思いをしているけど、そのままでモヤモヤしているのは、声をかけるとか、デートに誘うなどの、緊張して仕方がないけど、踏み出さなければいけないことがあるからでは?
そんなことを思うわけです。
イマイチ現状が前進していない時、それはやるべきだけどやりたくないことが邪魔をしているんじゃないかな?って視点で見つめ直してみると良いかもしれませんよ。